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全体像と工程表

二子玉川から7分の税理士・会計事務所、

吉田一仁税理士事務所です。

本日は、全体像と工程表についてお話したいと思います。

行政改革などでよく「全体像と工程表を明示すべきだ」と

新聞の社説や政治評論家が主張します。

これは、以下のような一連の作業の前後関係と所要期間を図示することで、

国民への説明責任を果たすことを求めているわけです。

・行政改革の結果として、全体がどのように変化するのか・行き着くゴールの姿

・現在の時点からゴールに到達するまでの道筋

このような全体像と工程表は、政治に限らず、経営においても普遍的な重要性を持っています。

社長が社員に経営改革の「全体像と工程表」を明示すれば、

社員にとっては以下のようなことが見込めます。

■会社が目指している方向性・現状からの変化・到達地点が見える

■工程表からその地点に到達する作業の繋がりがはっきり見える

■進歩して行く会社の姿を予感できる

■自分達が何をすれば良いのか・努力すべき事柄が理解でき、働く意慾が高まる

経営改革は、一部の役員が必要と判断した作業を社員に指示することによって

進めることはできますが、一般社員まで理解できるように「全体像と工程表」で明示すれば、

社員が自ら改革に貢献しようとする全員参加型の力強い改革推進が期待できます。

このような社員の主体性から生まれる “内発的意欲”は、集団的な創造性と頼もしさを伴い、

上からの指示を待って取りかかる姿勢とは、雲泥の差があります。

「経営改革の全体像と工程表」を利用して、社員の“内発的意欲”を最大限に高め、

それを経営改革実現の力にすることは、経営者としてのレベルの高いマネジメント行為であり、

次のような留意点が参考になるでしょう。

①トップとして、社員が経営改革に貢献しようとする高い意欲を持っていることを信じ、

経営改革の「全体像と工程表」を明示する。

②できるだけ多くの社員に「全体像と工程表」に関する質問・意見を求め、

改革の計画とプロセスに参加させる。

③改革の経過に応じて成果実績と改革を妨げる問題点を社員に説明し、

必要な対策について社員が自ら考え・行動するよう働きかける。

④社員の努力と貢献を定期的に顕彰する。

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