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方向を決めるのが社長の役割

二子玉川から7分の税理士・会計事務所、

吉田一仁税理士事務所です。

本日は、方向を決めるのが社長の役割についてお話したいと思います。

毎日努力されている経営者の皆様に、経営に役に立つ事例をお届けします。

ひとつでも貴社の経営のヒントになることがあれば幸いです。

従業員20名弱の自動制御機用部品販売業のC社長は、第一次オイルショック直後の

昭和40年代後半に会社を設立しました。

機器メーカーの資材購買窓口を同業者に紹介してもらい、また一方では

C社長は独自の開拓でなんとか受注をとって進めることができました。

その後、不況の際には従業員と共に機器メーカーを訪問して頑張ってきましたが、

数回の赤字決算になりました。

その時、同郷の先輩社長に「寝る暇もなくやっています!」と言ったら、

以下のような叱正を受け、ハッと気がついたとのことです。

「従業員でもできることをやって、忙しがっているだけだ」

「社長の役割をどう思っているのか!」

今も技術の発展は激しいですが、当時から技術の進歩は早く、同じご注文は長くは続きません。

「今日は昨日の続き、明日は今日の続き」ではありません。

会社の机の上に各社のカタログなどを並べ、「どちらの方向へ向かっているのか」を

毎日考えるようになりました。

帰宅しても、自宅の畳の上にカタログ等を並べていたため、ちょっと離れた隙に

小さかった長女に踏まれてビリビリになったこともありました。

そのようなことをしていたところ、「機械と電子とを組合わせた装置が、

自動制御の中心になってきている」ことに気がつきました。

それからは社長自身が工業専門学校に通って設計を学び、

設計図を部品加工協力会社へ渡して、部品作りをするようになりました。

このように技術を自分自身で学ぶ努力が実り、自動制御や分析機器メーカーの技術者とも

直に技術の話をすることができるようになりました。

技術者の困っていることや求めていることを聞き出して、それらを解決する部品を提案し、

ご注文を貰うようになりました。

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