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成果主義とチームワーク

代々木八幡から15分の税理士・会計事務所、
吉田一仁税理士事務所です。

本日は、成果主義とチームワークについてお話したいと思います。

成果主義評価は、成果をあげた高能力社員と成果をあげられなかった社員をきちんと区別して
評価することができ、真の公平さを持つ評価方法であるとされています。

すなわち、優劣の差をつけない「悪平等」が避けられ、高能力で実力を持つ社員を正当に
評価することによって、そのモラールを高め、一層活躍してもらえるメリットが生まれる
という考え方です。

しかしその一方で、下記のような無視できない指摘があります。

成果主義評価は、高い評価を得た一部の社員にとっては納得性を持つが、
会社全体の成果を高めようとする場合には、チームワークを阻害してしまう大きな問題がある。

成果主義評価がチームワークを阻害する理由は、次のような点にあります。

1.社員は自分の評価を高めたいので、自分が持っている知識・ノウハウを
 仲間や後輩に教えようとしない。

 その結果、業務遂行や改善に役立つ知識・ノウハウが組織内部で共有されず、
 人材も育たない。

2.自部署の持つ知識・ノウハウを他部署に開示すると、その活用によって
 成果をあげられてしまい、自部署の評価に不利に働くと考え、開示しようとしない。

3.このような知識・技術・ノウハウが共有されない組織では、特定の社員や部署における
 活用に止まり、会社全体での知的財産の有効活用が図れないので、
 目に見えない大きな機会損失が生ずる。

4.チーム目標の達成のためにメンバー全員で努力したのに、一部の目立ちやすいメンバーだけが
 評価され、下積み的な目立たないメンバーはまったく評価されないなど、
 不平等な評価になりやすい。

チームワークを向上させ、機会損失を防ぐには、トップが次の点に留意すべきです。

①個々の社員や部署が持つ知識・ノウハウの開示を奨励し、登録制度を設けるなど、
 会社の知的財産蓄積に対する貢献を認めて成果として評価する。

②部署間・個人間の知識・ノウハウ共同活用によるチームワークの成果を奨励し、
 高く評価する。

③チーム内の個人の貢献をその度合いに応じて公正・平等に評価する。

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